年齢:10才頃
場所:母の運転する車の助手席
登場人物:母、自分
毒親思考:子供が邪魔だったら殴ったり怒鳴ったりしていい
自己認知:私の言動は否定される
10才頃のある日、私は母親の運転する車の助手席に乗って出かけました。
用事の内容は忘れてしまいました。特に楽しい用事ではなかったのだろうと思います。
信号の無い交差点に差し掛かった時、私はなんとなく左を見ました。
車が来ないかと無意識に見ていたいんですね。
そうしたらいきなり運転席の母親に胸の辺りを裏拳ぽく強く叩かれ、以下のように怒鳴られました。
「お前が見てどうすんだ!!」
どうやら母親が左側を確認するときに、私が母親の視界を遮っていて邪魔だったようです。
しかし自分は、ただ左を見ただけです。母親の邪魔になっているとは分かりませんでした。
でも母親は、それを言葉で説明することなく叩いてきました。
その後怒鳴られました。訳が分かりませんね。
言葉は荒くても、せめて何が不都合なのかをそのまま伝えて欲しかったです。
この時の自分は、特に変わったことをしている意識はなく、なんとなく
安全を確認していただけでした。でも殴られました。
私は不満に感じながらも、特に何も言い返しませんでした。
こういう時の母親は、何を言ってもどうにもならない、と既に学んでいたからだと思います。